プレーオフで負けたほうは地獄で、勝ったほうは天国かと思っていたら、そんなこと考えているのは自分のような小物だけだったんですね。負けた片岡を気遣い、喜びを押し殺して静かに勝利者になったキムキョンテは尊敬に値する人物ですね。
優勝した瞬間にグリーンを走り回るような勝者が普通だと思っていたけど、それはプレーオフじゃなくて18番で決着がついた時だけだったのかもしれないですね。プレーオフでは負けた敗者への気遣いこそが、そのひとの人柄が現れるのかもしれないですね。
若い片岡とは対照的に、これまでに何度も2位を経験してきたキムキョンテだからこそできた気遣いだったのかもしれませんが、片岡もこれを引きずらずにバネにして、どんどん日本の若手を引っ張っていくような選手になってほしいです。